2月に入ってすぐにアメリカを襲ってきたのは、大寒波でした。
北海道育ちの私は、雪には慣れているのですが、
こんな寒波は生まれて初めて。
何せ、どんな天気でもめったに休みにならないP大学が2日も続けて休みになったくらいです。
ホント、ひどい寒波でした。
日本の寒波との大きな違いは、Freezing Rainと呼ばれる、
いわゆる氷着性の雪が降り続くこと。
雪は雪でも、舞い降りる途中で氷に変わり、着地する頃には氷なんです。
それが降り積もるというわけです。
なので、降り積もったFreezing Rainは、フカフカの雪とは程遠い、
スケートリンクのような状態になるんです。
これ、玄関をあけた状態。
雪が積もっているように見えますが、上に立っても沈みません。
がっちり凍っている状態のまま積もってました。
大体、車社会のアメリカですが、スノータイヤなんてものは日常存在せず、
みなさん、夏タイヤ、冬タイヤの履き替えなんてしません。
普段は、除雪車が徹底しており、融雪剤も巻き散らかしている上、
直射日光が強いので、氷点下20度でも、路面はしっかり乾いているという不思議な光景なんですね。
でも、この日ばかりは、除雪車もお手上げ。
市内はクリスマス休暇以来の静けさとなりました。
この町に住んで、途中2年半の帰国はありましたが、冬は6回目。
こんなに雪を積み上げ、それらが溶けない冬は初めてです。
恐るべし、アメリカの大寒波。
アパートの階段。
このまま凍りついてしまいました。。。